クソニート牧場の日記

37歳のクソニートが新たな道を模索しています

盗撮をバラされた話

俺の高校の後輩であり仲の良い女友達であるU子さんという女性がいる

彼女本人は認めたがらないがかなり天然で(天然の人は認めたがらないものである)、その天然さゆえに色々と誤解を生じさせたりトラブルになったりすることがある

今回はその被害がこっちに来た話



ホラーゲームが怖い



俺はその当時「零〜紅い蝶〜」というホラーゲームをプレイしていた

俺はホラーゲームが好きで、バイオハザード1、2や、サイレントヒルの2、4をプレイしたこともあった

だがそれらのゲームは少しプレイして途中でやらなくなってしまった



理由は怖いからである



自分でも不思議なのだが、ホラーゲームが異常に怖いのだ

現実のお化け屋敷や心霊スポット、あるいは夜の廃墟や山を1人で散策するのは全く大丈夫なのである

それなのになぜこんなにホラーゲームが怖いのか、そして怖いのに新しいゲームをやってみたくなって買ってしまうのか、自分でも不思議なのである



零〜紅い蝶〜



さて、この「零〜紅い蝶〜」というゲームであるが、日本を舞台にした純和風テイストのホラーゲームである


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多くのホラーゲームではなんらかの形で幽霊やゾンビ、怪物と戦うが、このゲームでは射影機というカメラを使って幽霊と戦う(除霊する)ことになる


これは実に画期的なシステムであった


銃で倒すゲームと違い、遠くにいる敵を狙ったりしてもほとんどダメージは与えられない

ファインダーを覗きながら自分にゆっくりと迫る幽霊をじっと待ち、幽霊が自分にギリギリまで近付いた瞬間シャッターを切る


こうしないとダメージを与えられないのだ

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ファインダーを覗いた状態



これがめちゃめちゃ怖い




逃げ出したい、あるいは早くシャッターを押したくなる心をじっと抑えて幽霊を引きつける恐怖


これが零シリーズが他のホラーゲームと一線を画す部分であった



ホラーゲーム攻略法



そんな怖いゲームであるから、当然俺は途中からプレイするのが嫌になってきた

しかしそんな怖いゲームにも一服の清涼剤とでもいうべき、楽しみな要素があった


キャラクターが可愛いのである


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(画像右がプレイヤーが操作する主人公、左が主人公の姉)




そんな可愛いキャラクターに釣られてなんとかめげずにゲームを続けていく

そんな中で俺はある画期的なゲーム攻略法を思い付いたのである




名付けてパンチラ盗撮攻略法




説明しよう!!

この攻略法はこのゲームをホラーゲームではなく、主人公のお姉ちゃんのパンチラを撮るゲームだと脳内補正する事により、エロさで恐怖に打ち勝つことが出来るのである!!



写真を撮るゲームである


キャラクターが可愛いくて短いスカートを履いている


この2つの要素の奇跡のコラボにより、このゲームは生まれ変わったのだ!!



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こうなれば幽霊が出てきても怖くない


パンチラを撮るのに邪魔になる障害(幽霊)は排除するのみである



ここからU子さんの話



と、ここまで読んで皆さん覚えておられるだろうか?

このブログはそもそも、俺の後輩であり女友達のU子さんの天然さについての話だったはずである

実はここまでの「零〜紅い蝶〜」の話はこれからの話の前置きだったのである(えらく長い前置きになったが)



ここまでのブログと同じ話を俺から聞いたU子さん、面白かったのかとても笑ってくれていた

そしてその数ヶ月後、俺とU子さんとU子さんの女友達ⅹ2と遊ぶ機会があったのである

彼女のいない俺としては、初対面のその女友達に淡い期待を抱いていたりもした

そんな時にこの話を思い出したのか、U子さんが突然こう言い出したのである



あっ、そうだ!!先輩がこの前話してくれたパンチラ撮る話、面白かったからみんなにも話してあげて下さいよ!!




先輩がパンチラ撮ったあの話!!




あろう事か、ゲームでの話であるとか、そもそもパンチラを撮るゲームですらなく恐怖心を克服する為にあえてやっているとか、そういう前提抜きに俺がパンチラ撮ったパンチラ撮った言い出しやがったのである




女友達2人は汚いものを見るかのように俺を見て、顔をしかめている




かくして、俺は自己弁明の為にしどろもどろになりながら、「零〜紅い蝶〜」の話をすることになったのである……



まったく



優子さんの天然もいい加減にして欲しいものだ