クソニート牧場の日記

37歳のクソニートが新たな道を模索しています

パイロットになろう!というゲーム

フライトシュミレーターというジャンルのゲームがあって、その中でも骨太なマニア好みのゲームがこの「パイロットになろう!」なのである


俺がやったのはPS(1)のだが、PS2でも続編が出ていたと思う


フライトシュミレーターというのは要するに飛行機を操縦するゲームである


飛行機を操縦するゲームだと圧倒的に有名な「エースコンバット」というゲームがあるが、これは正確にはフライトシューティングゲームらしい


フライトシューティングとフライトシュミレーター、何が違うのかというと、シューティングは敵を撃って楽しむのに対し、シュミレーターは飛行機の操縦そのものにゲーム性がある


ちょっと前置きが長くなったが、この「パイロットになろう!」というゲーム、やることは完全に





教習所



なのである


エースコンバットのミッションが空の上からスタートして空の上で終わるのに対し


パイロットになろう!は



滑走路に侵入する所から始まる


しかも面倒臭いことに、先に滑走路にいる飛行機が飛ぶのを待ち、離陸許可をもらってから飛ぶのである


ゲームのステージが始まってから、滑走路に侵入し、飛ぶまでにかかる時間



3分もかかるのである



全てのステージではないとはいえ、これをかなりの回数やらされる時点でいかにマニア向けの骨太なゲームかわかるだろう



だって飛行機のゲームなのに飛ばない時間が3分もあるんだから(笑)



そして当然ゲームの難度も非常に高い


エースコンバットだったらなんなく行える上昇下降ですら、スピードが早くなり過ぎたり、失速(飛行機の揚力がなくなり真下に落ち出すこと)したりと、なかなか思うようにいかない


そんな中でも地獄の難しさだったのが着陸である


何度やっても上手く着陸出来ず、地面に激突して爆発を繰り返していたが、たまたま1度ラッキーで着陸出来てしまい、次の教習へと進んでしまった


しかし次の教習でも別の課題を終えた後に着陸しなければならず、これが後に大変な事態を引き起こすのだが




さて、このゲームは飛行機の教習なので、指導教官がいるのだが、それがこの人


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教官





この人


とにかく怖い


教習中ちょっとでもヘマしようものなら




何をやっている!!




やる気はあるのか!!




教習は中止だ!!




と、怒られる怒られる





銀河万丈ボイスで怒られる





しかし、教習をクリア出来ると熱い声で




よくやった!!




素晴らしい!!




言うことなしだ!!




等とと褒めてくれるので、その飴と鞭の効果により次第に好きになっていく



ブラック企業やカルト宗教のテクニックを煮詰めたような男なのである




さて、難しい教習もなんとか乗り越え、いよいよ最終試験



教官も「今まで学んだことを出し切れば大丈夫だ!!」と檄を飛ばしてくれる



この教官ともこれでお別れかと思うと胸が熱くなってくる



そして離陸し最終試験を受けていると、突然不穏な無線が入る





基地がテロリストの戦闘機に襲われている!!」



そう、最後のミッションは、襲い来るテロリストとの戦いなのだった!!

(話の都合上端折ったが、教習には戦闘訓練もあったのである)





襲い来るテロリスト共をバッタバッタと薙ぎ落とす



ハッキリと言っておこう



離陸と着陸のない空戦において、俺の右に出る者はいないのだ


そんなこんなで敵を全て倒し、このゲームもいよいよフィナーレである


空戦で敵を圧倒しながらも、俺は途中から悪い予感が拭えなかった 


「頼む!!このまま気持ち良く終わらせてくれ!!」


そう祈る俺に教官の優しい声が届く




「基地を守ってくれてありがとう……もう私が教えることは何も無い!!お前は英雄だ!!






さあ!!基地に戻るぞ!!英雄のご帰還だ!!





着陸体制に入れ!!




最後の最後に1番苦手な着陸……



もうオチもバレバレだと思うが



英雄は自分が守った基地に激突爆発してご帰還したのである