泳げないライフセーバー
俺の交友関係には色々とヤバイ(反社会的という意味ではなく)人が多いのだが、これは高校の後輩女性の話
最近スポーツジムで水泳を教えているというその女性
その話を聞きながら、ふとあることに気付いた
俺「あれ?確か前泳げないって言ってなかったっけ?」
後輩「ええ、泳げないですよ」
泳げないのに水泳を教えているとはどういうことなのか?
聞いてみると、幼児教室で凄く浅いプールで教えているのだという
後輩「泳ぐの教えるのは無理ですけど、水中で目を開ける練習とかなんで大丈夫ですよ」
後輩「まあ私は目開けられないですけどw」
自分は出来ないくせに、幼児には「頑張れ〜」とか励ましながら教えてるのだという
完全に詐欺である
その話を聞きながら、俺は更にあることに気付いた
俺「あれ?でもライフセーバーの免許持ってなかったっけ?」
そうなのだ、彼女はそれ系の特殊な専門学校卒で、ライフセーバーの免許と救急救命士の資格を持っているのだ
俺「ライフセーバーの資格取るには泳げなきゃダメなんじゃないの?まさか泳げなくても取れるの?」
そう聞いてみると、驚愕の事実が判明した
彼女は、正確には泳げないというか、泳いでる時に息継ぎが出来ないらしい
泳いでる時に息継ぎをしようとすると、水が鼻や口に入ってしまってパニックになるという
確かに、息継ぎが出来ないのでは「泳げる」とはちょっと言えないかもしれない
そして、やはりライフセーバーの資格を取るためには泳げなければダメで、25mプールを泳ぎきらなくてはいけないらしい
後輩「だから、ライフセーバーのテストの時は、25mプールを息継ぎなしで泳いだんですよwww」
……自分が岸から25m離れた海で溺れていると考えてみよう
息継ぎなしで25mを泳いで颯爽とこっちに向かってくるライフセーバー
しかし、こっちにたどり着くと溺れている自分にしがみつき
「ハヒィィィ!!ハヒィィィ!!だっ、ハァ!!ハァ!!…………大丈夫ですか?ハヒィィィハヒィ!!」
こんな奴には絶対に助けられたくないし、そもそも助けるのは不可能である
俺「お前息継ぎ出来ないのに、ライフセーバーやってて溺れた人いたらどうするんだよ!!」
と俺が言うと
「近くにいる人に助けを呼びに行きます!!」
と、自信満々に答えていたが
そんなことは俺でも出来るわ!!
口論になって、最終的には浮き輪で助けに行くと言い出したので、頭が痛くなってきてこの話は打ち切りにしてしまった……
という訳で、皆さんもライフセーバーだからといって、安易に泳げる人だと思わないように
そして、次からのライフセーバーのテストは、息継ぎしないとどうにもならない50m以上で行って頂きたいものである
追記(本文を書いた後に調べたが、ライフセーバーは50m以上泳ぐとか、立ち泳ぎ2分とか色々やれないとダメみたいである。俺もだいぶ前に聞いた話なので、このブログは話半分でお願いしたい……)